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日々感じたことをメモ書き

「なるほどデザイン」を読んでみての感想

本-デザイン

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▼ なるほどデザイン(Amazon)
▼ なるほどデザイン(Kindle)
通常2000円以上するこの本がKindleで999円と格安のセールをしていたから即購入した。
どうやらこの本はデザインの知識を得るための良書とされているらしく、僕はデザインの本質を理解していなかったから読んでみることにした。ここでは自分の知らない知識を中心にメモしようと思う。

なるほどデザインの公式サイトはこちら。

何のためにデザインをするのかを意識する

デザインについて知識の無かった僕はこの基本的なことを理解していなかった。ただ自分が作りたいように作り、見た目がかっこ良いものが作れれば良いと思っていた部分が少しあった。でもデザインとはそういったことではない。

  • どんな人に伝えたいのか
  • 何を伝えたいのか
  • なぜ伝えたいのか
  • いつ、どこで伝えたいのか

上記のことを意識してデザインする必要があると。

デザイナーとして意識すべき7個のポイント

1 常に何が大事なのかということを考えながらデザインする。

伝えたいことはたくさんある。だからと言って、すべての情報を取り入れれば良いということではない。

  • 伝えたいことを整理する
  • どっちがより大事なのか考える
  • 大事な方を強調する

2 1番伝えたい情報、主役を強調する。

読み手の目線が重要な情報、主役に向かうようにしなければならない。デザインした本人は内容を理解しているため、どれが主役かは見た瞬間に分かる。でも予備知識のない受け手も同じように内容を理解しているとは言えない場合もある。そうならないためにオススメの方法が一度デザインを離れて見てみること。離れてみて主役が強調できていなければ、修正をして強調する。これが大事。

  • 色がなければ、色を足して目立たせる。色がありすぎなら、色を引いて目立たせる。
  • 「図と地」の概念を理解しておく。図は形のあるもので目立ちやすいのに対して、地は図の背景に当たる部分。
  • 目立たせたい部分があれば、その部分だけ1番大きくするのも有効。
  • 余白のスペースを作ることで要素を目立たせる。人間の脳の神経細胞には、おおまかな空間に反応する細胞と、細かい情報に反応する細胞の2つがある。

3 世の中にあるモノを人に例えまくってみる

道端に通りすがって目にするモノ、デザインなんでもよい。そうしてモノ、デザインをじっと見つめて、もしこれを人に例えたら誰になるのかということを考えてみる。このように別の視点から観察することで、デザインをするヒントが得れる。

4 連想し続けることで思いがけないアイデアが思いつく

デザインで必要となる要素は初めから自分で決めるより、連想していく中で決めていく方が良い。例えば言葉1つをとっても、そこから派生する言葉は何通りも連想できる。イメージも同様。ヒントとなるアイデアは世の中にたくさん溢れている。

5 言葉と絵をうまく使い分ける

例えばオランダの美しい風景を伝えたい場合、言葉を羅列した文章で伝えるのか、それとも写真一枚だけを貼って伝えるのかで大きく変わってくる。
前者の場合は旅行記であれば最適だろうし、後者ならガイドブックみたいなのである方がより最適だと言えるだろう。

6 デザインの最終的なクオリティを決めるのはブラッシュアップ

デザインの細部をおろそかにしてはいけない。色や形に対してのブラッシュアップは細ければ細かいほど良い。ただ闇雲にデザインの初期からする必要はない。使うタイミングも重要。大まかにデザインが整い、これ以上大きく修正する部分がないと思えた時に初めてブラッシュアップをする。ここ大事。

7 デザインする内容、届ける相手に対する愛

デザインする内容を深く理解する。何度も何度も。そうするとその内容が優先すべきことを知ることができ、要素の取捨選択が出来る。理想は内容のことを考えすぎて作っていったら、このようなデザインになったといえること。そして相手に寄り添ったデザインを作ることを意識する。

色に関する知識4つ

1 どんな色でも3つの属性から成り立つ

- 色相 (Hue)
- 彩度 (Saturation)
- 明度 (Brightness)

2 全ての映像は3つの光からできている

これは小さい頃に聞いたことがあるような内容だった。顔をテレビに近づけてよく見れば3色で成り立っていたような気がする。赤・緑・青の3色を合わせて「光の3原色」と呼ぶ。

3 全ての本は3つの色からできている

これに関しては知らなかったので驚きである。シアン・マゼンタ・イエローの3色を合わせて「色の3原色」と呼ぶ。

4 暖色系は手前に、寒色系は奥に見える性質がある

これは右脳によってこのように感じるらしい。

なるほどデザインはデザインの知識に乏しい人こそが読むべき本

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▼ なるほどデザイン(Amazon)
▼ なるほどデザイン(Kindle)

読んでいて楽しすぎる

まずこれ。本当に読むのが楽しすぎて一気に読み進めてしまった。それは写真や絵を中心にカラフルな構図になっているから。そして非常に理解しやすい。デザインちょっと分からないという人には本当におすすめの本だと思う。デザインとはかっこ良いものができればよいと認識しているほど、デザインに関する知識がなかった人(自分)でも
すらすら理解できて分かりやすい。そして楽しい。これは確かに良書だと思った。

デザインとは何かというのをうっすら理解できた感じ

デザインを学ぶ前は、デザインというのは見た目を作る部分でカッコよく仕上がれば完成。そしてそれも自分がカッコよいと思えば済むことだと考えていた。そこでネットでデザインとは何かと調べてみた。多くはデザインは問題解決のためにある、と説明されている。なるほどと思ったが、しかしその問題解決のためという言葉がどうしてもあまりイメージできなかった。
この本を読み進めていくと、デザインとは受け手に対して情報を適切に伝え、そしてコミュニケーションを円滑にするために用いられていることを理解する。
自己満足によるデザインではなく、相手のことを深く考えてデザインすることがとても重要である。

もっとデザインの勉強をしたい

この本に書かれていること全てがデザインについて説明されているわけではないし、これが正しいというわけでもない。本書にもデザインには正解がないと書かれていた。この本を読むとデザインを考えるというのは、人間の脳や心理的な部分までも考えなければいけないということを学んだ。当然といえば当然だが、ぼくにとってはこの当たり前の事実を知れただけでも大きい。なぜなら以前までデザインは見た目がカッコ良ければOKだと思っていたのだから。

デザインは勉強すればするほど、奥が深くすごい楽しい分野なのだろう。
まだまだ勉強不足だからもっと勉強します。


以下の読書レビューも書きました。
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