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日々感じたことをメモ書き

「ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち」を読んだ感想。

本-デザイン

多くのエンジニアがおすすめするこの本。

「プログラミング おすすめ 本」「エンジニア おすすめ 本」と検索すれば多くの人がブログでこの本を取り上げているから、いつか読みたいと気になっていたのだ。

 

 

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

 

 

 この本はプログラマーにだけ向けた本ではなく一般の人でも容易に読める。

本書は16章で構成されていて、どこから読んでも1章で完結する。

今回は第9章で取り上げられている「ものつくりのセンス」だけについて著者ポール・グレアムの考えを自分なりに解釈してまとめる。デザインに対する考え方が参考になると思ったから。

 

ものつくりのセンス 素晴らしいものを創るにはどうすればよいか。

 

良いデザインは単純である。

単純でなければならないと強制されれば、本物の問題と向き合わなければならなくなる。装飾を見せられないなら、実体を見せなくちゃならない。

 

数学では短い証明ほど良いものである傾向があり、プログラミングでも同じ。

 

そしてデザイナーや建築家にとって重要なことは、美とはただ何でもかんでも表面的な装飾をすることによって創りだされるのではなく、厳選された少数の要素から創りだされるものでありこと。ここでは決して装飾をすることが悪いという意味ではない。

 

問題の本質にしっかり向き合い、じっくり考えることで良いデザインが出来上がる。本質にしっかり向き合っているからこそ、そのデザインは単純。だから良いデザインは単純。

 

 良いデザインは永遠である。

色褪せない解を目標にするのは、流行にはまるのを避ける良い方法でもある。その定義からして流行は時間とともに変化する。ずっと未来にも良く見えるものを作れたとすれば、それはそのものの進化が受け入れられたわけで、流行に乗ったからではない。

1500年の人々にも好まれたであろうものが作れれば、それが2500年の人々にも好まれるであろう可能性は高い。

 

色褪せない良いものを作り上げることを目標にするのは良いことであること。

その目標を追求することで、後から来る人にとって改善する余地がほとんどないものを作り上げることになる。

結果、色褪せない良いものといのは昔から現在までにわたり長く存在し続けて、永遠である。

 

 良いデザインは想像力を喚起する。

例えば良い建物は、そこに済む人々が自分の生きたいように生活を送る背景となるべきであり、建築家の書いたプログラムを実行しているように生きるためであってはならない。

ソフトウェアにおいては、ユーザーが自分の思う通りにまるでレゴのように組み合わせることができる、少数の基本要素を提供すべきだ

 

これは一見簡単そうでとても難しいことだと思う。常にユーザーの事を中心に考えて設計し、さらにユーザー自身がその設計を元に想像力が喚起できる場を作らないといけない。どのようにして想像力を喚起させるか興味深い。

Webサービスはもちろん日々多くのものに触れて考える癖をつけてみよう。

 

 良いデザインをするのは難しい。

素晴らしい仕事をした人々を見ると、彼らに共通するのは並外れた努力であることが分かる。努力しないで美しいものを作ろうなんて、それは時間の無駄というものだ。

 

 良いデザインは再デザインだ。

例えば絵を描き始めたばかりの人は、うまく描けなかった部分をやり直したがらない。ここまでできたのはラッキーだった、これ以上何かやったら悪くしてしまうかもしれない、そう思ってしまうものだ。やり直す代わりに、そんなにそんなに悪くないじゃないか、きっとこう描くのが良かったんだと、人は自分を納得させてしまう。

 

この文章は自分に対して向けて言いたい。これはどんな場面にでも言えることだと思う。常に意識していかないと。

 

 良いデザインは模倣する。

初心者は知らず知らずのうちに模倣する。そのうち、彼は意識的に独自性を出そうとする。最後に、独自性よりも正しくあることがより重要だと気づく。

志ある人は単なる模倣では満足しない。センスの成長の次に段階では意識的に独自性を出そうとする。

 

独自性を意識してみる。

 

 良いデザインはしばしば大胆だ。

酷いものを許せないだけでは十分ではない。どこを直せばよいのか知る嗅覚を得るためには、その分野を十分に理解していなければならない。しっかり勉強しなくちゃならないんだ。だがその分野で熟練者となれば、内なる声が囁き出すだろう。「なんてハックだ!もっと良い方法があるはずだ」この声を無視してはいけない。それを追求するんだ。厳しい味覚と、それを満足させる能力。それが偉大な仕事のためのレシピだ。

 

 

 

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

 

 

 

 おわり