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日々感じたことをメモ書き

【読書メモ】「経験入門学習」を読んでみた

はじめに

会社の先輩から「もうすぐ後輩入ってくるし指導する側として参考になるかも」とオススメしてもらったので読んでみた。読んでみて思ったのは、この本は後輩を指導する立場の人だけでなく、自分のような「早く成長したい!」と日頃から思っている人にとっても、学びのあるオススメな一冊であることだ。

今回は気になった部分をメモしてまとめた。

「経験学習」入門

「経験学習」入門

 

 

経験から学ぶ力とは

人は経験から学ぶ。同じ経験をしても成長する人・成長しない人がいるのは「経験から学ぶ力」の違いによるものだと、この本では説明している。

では、経験から学ぶ力とは何か?

まとめると、「挑戦し、振り返り、楽しみながら」仕事をするとき、経験から多くのことを学ぶことができるのである。もう少し具体的に書くと、挑戦的な目標に取り組み、自分の仕事のあり方を振り返りながら、仕事の中に意義ややりがいを見つけるときに、人は経験から多くのことを学ぶ。

 

「挑戦」「振り返り」「楽しむ」という三大要素

この三要素を高める原動力は、仕事に対する「思いやこだわり」であり、他者との「つながり」であることが、経営学や心理学の研究をもとに、優れたマネージャーへの調査から明らかになっている。

 

1. 挑戦したければ、目の前の小さな仕事を丁寧に積み上げる

大きな仕事に挑戦したければ、まずは以下のことをやるのが大切。

  1. 挑戦するための土台作り
  2. 周囲の信頼を得て、次の挑戦のチャンスを呼び込む
  3. 出来ることをテコにして、挑戦の幅を広げる

特に2番目は今の自分に強く言い聞かせたいと思った。与えてもらった仕事を着実に出来るようにしないと、仕事を与えてくれた人に「もう少し大きな仕事を任せてみよう」と思わせることはできない。自分が仕事を与える側になったと想像しても、目の前の仕事をやり遂げられていないのに「大きな仕事をやりたいです!」と言っているだけの人は信頼できない。目の前の仕事を丁寧に積み上げていこう。

これ以外にも3番も意識してやっていきたい。今の自分で出来ることを見つけてやり、出来ることの幅を広げていく戦略である。

 

2. 振り返りをする時に意識すること

  1. 仕事の後だけでなく、仕事の最中にも振り返り(内省)をする
  2. 振り返りをもとに、他者からフィードバックを積極的にもらう
  3. 批判的に意見もオープンに素直に受け入れる

3つの流れで共通して言える大切なことは、自分の頭で考え、常に持論を問い直すことである(本当にこの方法でよいのか?もっと良い方法はないか?)。振り返りは毎回やっていても、自分の頭で考えるか考えないかで成長する幅も変わってくる。

 

 3.「楽しみ」を見出すアプローチ

  1. 集中して、「面白さの兆し」を一瞬たりとも見逃さない
    関心があるから没頭できることもあれば、没頭することで関心が深まることもある。上手くフロー状態を作り出そう。
  2. 仕事の背景を考え、意義を見出す
    ルーチンワークや強制された仕事でも、「なぜその仕事があるのか」という背景を正しく解釈することで、仕事の意義ややりがいを見いだせる。
  3. 達観して、後から来る喜びを待つ
    仕事から得られる「即効的な喜びや楽しさ」を期待せず、目の前の事象にこだわりすぎず、現実を直視して物事の本質を見通そう。

  

その他の学びメモ

能力的成長と精神的成長の違い

能力的成長とは

仕事上の問題を発見し解決するために必要な知識やスキルを獲得することである。

能力的に成長した人と成長していない人の違いは、テクニカルスキル・ヒューマンスキル・コンセプチュアルスキルの差に原因がある。

  1. テクニカルスキル
    仕事を円滑に進めるための専門的な知識や技能
  2. ヒューマンスキル
    他者とコミュニケーションしたり、集団を率いる能力
  3. コンセプチュアルスキル
    自分たちを取り囲む環境の動きを察知したり、戦略的に物事を考える能力
精神的成長とは

仕事に対して「大事にしている考え、こだわりがある」などの信念や価値観を持つようになることである。ここで意識すべきなのは、自分のことだけでなく、他者のことも配慮した上での成長だということ。

自分の力を伸ばしたい、成果をあげたい、認められたいという「自分の思い」を持つと同時に、顧客に喜んでもらいたい、同僚を助けたい、社会に役立つ仕事をしたいという「他者への思い」を持つ時、人は精神的に成長したといえます。

このように考えると、今の自分はまだまだ自分の思い中心で動いているなと気付かされる。

 

経験学習のサイクル 

人はどのようにして経験から学んでいるか。以下はその流れ。

  1. 具体的な経験をした後、
  2. その内容を振り返り(内省)して、
  3. そこから「教訓」を引き出して、
  4. その教訓を「新しい状況に適応」する

 

成長し続けるには、時には型を壊すことも恐れない

これは、ある一定レベルに成長した30代以降の人が、段々と伸び悩むことに関係する。自分の型を確立した後も、「固まりかけた自分」をもう一度壊すことで、さらなる成長をとげる。要は成長し続けるためには「学びほぐす力」が必要になるわけである。

 

70:20:10の法則

これは人の成長を決める要素の比率である。成人における学びの70%は自分の仕事経験から、20%は他者の観察やアドバイスから、残りの10%は読書や研修から構成されることが、アメリカの研究所が導いた法則からわかった。つまり、成長の観点から考えると直接経験が大半を占めることがわかる。