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日々感じたことをメモ書き

【おすすめ本】コピーライティングの基礎が分かる「12の伝わるメソッド」まとめ

伝わっているか?

伝わっているか? - (著)コピーライター小西利行

Kindle Unlimited(読み放題ストア)に登録しているので、何かおもしろい本はないかと探しているとレビュー内容も良く、興味深い本を見つけたので読んでみました。本書には20の伝わるメソッドが書かれていますが、その中でも自分にとって記録しておきたい12のメソッドだけを厳選してまとめました。

この本の要点は以下の3点

  • 「伝えよう」と思うと失敗する。答えはいつも相手の中にある。
  • 「相手のしてほしいことを想像する」のがコミュニケーションには大切。
  •    何かを考える時は、何かを考える前に、どのように考えるのかが大切。

伝わるメソッド①「だけしか!」

・こだわりのハンバーグ → 1日10皿限定。こだわりのハンバーグ

・人気の旅館 → 1日3組しか泊まれない旅館

「だけ」「しか」という言葉を使わない応用もある。人、場所、時間を限定することで「普通のモノ」が「特別なモノ」になる。

・富士山は美しい。→ この角度から見る富士山は美しい。

・フルーツのカクテル。→ マスターの田舎で穫れた旬のフルーツのカクテル。

 

伝わるメソッド②「選ばれてマス」

みんなに選ばれているわけだから、これは間違いないと思える。ただ「選ばれている」と伝えるのではなく、「誰によって選ばれている」のかを伝えると効果がある。具体的なポイントは以下の3つ。

01.信頼のおける人に選ばれてマス!

・全米が泣いた、感動ムービー! → 店長のおすすめ!自分史上最高に泣いた映画でした!
・当店おすすめのワイン10選 → ワインおたくの田中さんが選んだワイン10選

02.周りの人に選ばれてマス!

・ねえパパ、ウチの子も塾に行かせましょう。 → ねえパパ、ウチの子も塾に行かせましょう。行ってないのウチだけだって。
・これおすすめのファンデーションですよ。 → これおすすめのファンデーションですよ。実はバイトの女子。全員買ったんです。

みんなが行ってる、みんなが持っているという情報は「そうしてれば大丈夫」という「安心」と、「そうしなきゃヤバイ」という「焦り」を生む。その2つは強く心を動かすんだ。

03.世の中に選ばれてマス!

・どう?美味しい? → どう?美味しい?それクックパッドで1番のレシピなのよ。
・この店評判らしいぜ。行ってみない? → この店評判らしいぜ。食べログで4.2なんだ。行ってみない?

 

伝わるメソッド③「共感図」

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引用: コピーライターを学びたい人が読む本「伝わっているか?」 : Little By Little

この図に自分の伝えたいことと、相手の望んでいることを想像して書き込むことで、共感ポイントが整理されて、伝わる言葉が見つかる。

 

伝わるメソッド④「アゲサゲ」

人に何かのお願いをする時、最初にハードルを上げて、ムリめな要求をしたあとで、ハードルを下げて本当の要求をすると、すんなり通りやすい。 

・リビングとお風呂と寝室の掃除やってよ(←ハードルを上げる)

え?嫌なの?

じゃあリビングぐらいやってよね。(←本当の要求

 

・野菜はぜんぶ、残さず食べなさい。(←ハードルを上げる)

嫌なの?

じゃあ、ニンジンだけは食べなさい。(←本当の要求

 

伝わるメソッド⑤「ごほうび」

自分のメリットが想像できれば、相手は自分から進んで動いてくれる。

この白い車いいでしょう?

買い換える時も高く売れますよ(←ごほうび)

 

伝わるメソッド⑥「ゲーム化」

競争すると、人は勝つためにアイデアを生む。嫌々参加していても、いつの間にかのめり込んでしまう。こういった気持ちの変化を応用するのが「ゲーム化」メソッド。

 

伝わるメソッド⑦「喜怒哀楽」

「喜怒哀楽」メソッドの基本は「喜び」。だからまずは「相手が嬉しくなること」を考えて、言えばいい。相手が嬉しく思う基本は、感謝。「ありがとう」と言われると誰でも嬉しくなる。

きれいにお使いください。 → いつもキレイにお使いいただき、ありがとうございます。 

痴漢を激減させた、あるポスターの文言

またまた痴漢逮捕。これからもご協力お願いします。 

痴漢が心理的に嫌がる言葉を想像して作られた。

  • 「逮捕」=痴漢にとって恐怖の言葉。
  • 「またまた」=多くの痴漢が捕まっていると思わせる。
  • 「これからもご協力お願いします。」=周りも協力している、という意識が生まれる。

 

伝わるメソッド⑧「続きはあとで」

99%ハゲは治る?その秘密は次のページでに→

部長、想像以上のアイデアが生まれました。これです→

 

伝わるメソッド⑨「あるない」

人は特別なもの、独自なものに憧れる。このメソッドは「◯◯は他にある。でも☓☓はここにしかない」と対比で考えることで、「特別なこと」を見つける方法。他にはない特別な価値を見つけることが大事。

・とれたての魚を使った寿司は他にもある。でも、とれたての「肉」を使った寿司はここにしかない。

・おいしいパスタが食べられるイタリア料理は他にもある。でも、おいしい「ラーメン」が食べられるイタリア料理店は他にはない。

・ITに詳しい学生は他にもいます。でも、ITと農業に詳しい学生はボクしかいないと思います。

 

伝わるメソッド⑩「プラス新しい」

あるテーマに「新しい」を付けるだけで、考えることが100倍簡単になる方法。「家族旅行」について考える時、「新しい家族旅行」というテーマで話し合いをすれば今までに思い浮かばなかったアイデアも出やすくなる。これは「これまでの家族旅行」と「これからの新しい家族旅行」という対比で考えられるので、視点も変わり、アイデアが出やすくなるのだという。

 

伝わるメソッド⑪「ひらめきスロット」

「ひらめきスロット」の公式

[新しい+テーマ]   ✕[ターゲットが好きそうな言葉]=[アイデア]

これがあればほんとに簡単にコンセプトのアイデアがつくれる。例えばテーマを「新しい病院」、ターゲットを子供にした場合。子供が好きそうな言葉をかけ合わせると、、、

・新しい病院 × お菓子 = お菓子の病院。

・新しい病院 × 遊べる = 遊べる病院。

・新しい病院 × ゲームが好き = ゲームセンター病院。

 

伝わるメソッド⑫「イメチェン」

言葉のイメチェン。

名前を変えるだけで、イメージが変わり、そうすれば愛されるし、喜ばれるし、売れる。モノの良さが伝わりにくいときに、名前を変えることで同じ意味を別の良いイメージで伝わるようにする手法。

例えば、、、

・行き当たりばったりにやりましょう → 臨機応変にやりましょう(前向きなイメージ)

・引っ込み思案な男子 → 草食男子(前向きなイメージ)

・きれいなおばちゃん → 美魔女(前向きなイメージ)

他にも、、、

・新規事業開発会議 → マジで夢を語って会社の未来をつくる会議

・お客様の「苦情」を報告する。 → お客様の「ニーズ」を報告する

・アイデアを出しなさい → アイデアコンテストを開催します

「イメチェン」メソッドの公式

マイナスの言葉 → プラスの言葉 + 似せる言葉

・できちゃった婚 = さずかり婚

出来てしまった感じ(マイナスの言葉)→ さずかった感じ(プラスの言葉)+ 婚(似せる言葉)

・離婚経験者 = バツイチ

離婚した(マイナスの言葉)→ でも一回目(プラスの言葉)+ バツ(似せる言葉) 

 

伝わるメソッド⑫「自由禁止」 

人間はルールを制限することでアイデアが出やすい。

面白いことを考えよう。→ 10秒で面白いことを考えよう。

日本の未来を考える。→ 隣国と仲良く暮らすために、日本の未来を考える。

面白いビジネスを考える → 予算10万円で面白いビジネスを考える →  予算0円で面白いビジネスを考える

 

さいごに

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伝わっているか? - (著)コピーライター小西利行

イルカと登場人物によるストーリー形式で読んでいておもしろかったです。本を読む前は、コピーライターは天性のひらめきで数々のユニークな言葉を生み出しているのだと思っていましたが、そうではなく、誰もがある程度の練習をすれば利用できそうなテクニックを応用しているだけなんだということに気が付きました。本書に書かれている内容はブログを書く上でも応用できそうなことが多く、学びのある一冊と言えます。コピーライティングの基礎、コツ、伝わる言葉の考え方を学びたい人におすすめしたい本です。