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日々感じたことをメモ書き

インタフェースデザインの心理学で学んだ6個のこと

最近デザインを勉強する中で、心理学についても知っておいたほうが良いと感じてきたので本書を読むことにした。 

本書にはインタフェースデザインにおける、心理学に関する項目が100個あるので勉強になったと思う部分だけをまとめる。

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人間には顔認識専門の脳領域がある

女の子がファンタオレンジを見つめている様子

(画像は適当に作成した)

 

人間は画像の顔が見ているところを見る

例えば、あるWebサイトに上のような画像があったとしよう。

その画像の目がユーザーの方向ではなく、別の物に目が向いている時、ユーザーもその物を見る傾向がある。

 

Webページの構成を考えるとき、何かを感情的に強く訴えたい時はユーザーに向かって見つめる画像を使い、何か商品などに注目してもらいたい時はその商品を見つめている画像を使うのは良い手法。

 

ただしここでは、それだけに注意を払うわけではなく、ただ単に目を向けているということにも気を付けたい。目を向けた先に更なる、ユーザーをより惹きつける演出を考える必要がありそうだ。

 

 

 

笑いは絆を生む

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「人がいつ、なぜ笑うのか」に関して、1200人を対象に調査を行った結果がある。

結果の要約は以下の通り。

 

  • 笑いは普遍的で、どの文化に属するどの人も笑う
  • 笑いは無意識に起こる。現に、命じられたところで笑えるものではなく、たとえ笑おうとしても作り笑いになってしまう。
  • 笑いは社会的コミュニケーションに使われる。1人でいる時にはめったに笑わない。他者と一緒にいるときに笑う頻度は、1人の場合の30倍になる。
  • 笑いは伝染する。ほかの人が笑うのを聞くと、まず笑顔になり、それから笑い始める。
  • 人間は非常に幼い頃(生後4ヶ月前後)から笑い始める。
  • 文の途中で笑うことはめったにない。ふつうは最後に笑う。
  • 話しては聞き手の2倍笑う。
  • 女性は男性の2倍以上笑う。

 

この結果からして全ての人に当てはまるとは当然思わない。

あくまでも参考程度だが、個人的に「笑う」という行為に興味があったのでまとめてみた。

 

笑いは伝染する。本当にその通りだと思う。

以下の動画を見ていると、自然と自分も笑えてくる。

非常に大好きな動画の1つ。是非見てほしい。

www.youtube.com

 

 

 

文化によって色の意味が変わる

これは文化圏による色のイメージの違いをカラーホイルで表している。

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Colours in Cultures | Information is Beautiful

 

ちなみに日本はBの項目になるのだが、確認で見てみたところ一部、個人的にそう思わない箇所もあるのであくまで参考程度に見ると良いのではないだろうか。

 

それよりここで大事なのは、自分たちの色に関する価値観が、他の文化で育ってきた人達とも同じだとは限らないということ。

 

 

人は30%の時間をぼんやりしている

本棚

 

読書をしていて、ふと気がつくと同じ文を何度も読んでいるという現象は誰もがあると思う。

この現象を「注意散漫」と呼ぶ。

 

私たち人間は、自分がぼんやりしている時間は10%程度だと思っているようだが、これは過小評価をしすぎているという。

実験によれば、日々の活動で注意散漫になっている時間は最大30%にもなるらしい。

 

1.注意散漫はメリットにもデメリットにもなり得る

メリット

注意散漫のおかげで、目の前にある作業に集中しつつも、それと同時に、例えば頭のなかで今日の晩ごはんはどうしようかといった事を考えられる。

つまり注意散漫のおかげで、ある考えから他の考えに意識を切り替えることができたり、素早く元の考えに戻れるのである。

デメリット

人間は自分が注意散漫になっていることを普通は「意識」していない。

これがデメリットである。

先ほど例に上げた、作業をしつつも頭のなかで今日の晩ごはんは何かと考える行為は非生産的で、まさしく注意散漫のデメリットの部分にあたる。

 

2.Web制作で意識すべきこと

Webサイトを作るにあたっては、さきほどの人間の特性を考慮して、あまり注意散漫にならないように作ることが大事だと言える。

注意散漫になるというのは、そのサイトに面白みがなかったり構造の問題があるとも言えるので、常にそういった点を意識しながらサイト作りをする必要がある。

 

人はシステムを使うときメンタルモデルを作る

kindle

 

わかりやすい例えがある。

Kindleを一度も触ったことがない人が、友達に「これで読書ができる」と言われたとする。

Kindleを一度も触ったことがない人は、Kindleでどのように本が読めるのか、字体はどんなものだろう、しおりはあるのかということを想像して、何らかの「モデル」を構築する。

つまり一度も経験がなくても、Kindleで本を読むことの「メンタルモデル」を持つのである。

 

1.メンタルモデルの定義とは

メンタルモデルとは様々な定義があるがここでは本書に述べている文を引用する。

メンタルモデルは、ある物事が機能している仕組みをその人がどう理解しているかを表現したものである。

メンタルモデルは、全体像が把握されてはいない事実や過去の経験、そして直感にも影響される

こうしたものがメンタルモデルを構築している者の行動、ふるまいに影響し、複雑な状況で何に注意を払うかの判断基準となり、問題に対するアプローチや解決の方法を決める。 

 

2.デザインをする上で押さえておきたいポイント 

人は常にメンタルモデルを持っている
人は過去の経験に基いてメンタルモデルを構築する
全ての人が同じメンタルモデルを持つわけではない

 

人は概念モデルとやり取りをする

Kindle

 

メンタルモデルの重要性を理解するためにはこの「概念モデル」を押さえる必要がある。

 

メンタルモデル → 製品やサービスに触れる前に想像することで形作られる

概念モデル → 製品やサービスに実際に接することで形作られる

 

1.メンタルモデルと概念モデルを一致させる必要性

人の頭の中にあるメンタルモデルと製品に対する概念モデルが一致しなければ、製品やWebサービスはユーザーにとって使い勝手の悪いものとなり受け入れなれなくなる

だからメンタルモデルと概念モデルを一致させる必要性があるのだ。

 

2.あえてユーザーのメンタルモデルを無視して、概念モデルに一致させる手法

iphone6s

iPhone - Apple(日本)

 

iPhoneが初めて発売された時を覚えているだろうか。

 

あの時は今まで見たことのない製品が世の中に発売されるということで、

皆iPhoneに対してワクワクを抱き、iPhoneがどういった製品で、何ができるのか、

そして操作性はどんな感じなのかといったことを想像していただろう。

 

まさにこの状況がメンタルモデルを構築しているのだ。

 

3.メンタルモデルと概念モデルを一致させるのに、映像を用いることは効果的

しかしiPhoneを一度も触ったことのない人が実際にiPhoneを手にした時、何らかのギャップが生じる可能性について考える必要もある。

想像していたモノと違うではないか、すごく使いにくいな、といった声が聞こえてくるかもしれない。

 

こういった状況を生み出さないためにも、新製品紹介ビデオはとても有効なのだ

  

www.youtube.com

  

ビデオを導入する大きな目的としては、ユーザーのメンタルモデルを製品の概念モデルと一致させることが考えられる。

 

 

 

インタフェースデザインの心理学を読んだ感想 

本書は多くのブログ記事において、デザインを学ぶための必読書として紹介されていたので早く読んでみたいと思い購入することにした。

心理学に関することが書かれているので、読み進めていると自分が日常でよく経験する現象などの原因や豆知識を知ることができた。

 

題名はインタフェースデザインの心理学となっているが、様々なモノに対して応用できそうだし、単純に心理学を学びたいという人にとっても良い本ではないかと思う。

 

ただ単に書いてあることを読み進めるより、自分の場合はWebサイトを作ることを想定して、ユーザーにとってどのような心理的影響を与えるのかといった部分も考えながら読み進めていくことで、また違った新たな発見を見つけることも出来た。

 

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デザインと心理学に関連する本はこちらもあるので紹介。 

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